100均の筆は本当に使える?ダイソー・セリア・キャンドゥの徹底比較レビュー

道具の選び方と手入れ

100均で筆を買おうと思ったけれど、「安すぎて品質が心配」「すぐに毛が抜けたりしないかな」と不安になったことはありませんか?

実は100均の筆は、用途をしっかり見極めれば十分に使える優秀なアイテムなんです。年賀状の宛名書きや子どもの習字、趣味のイラストなど、目的に合った筆を選べばコストパフォーマンスは抜群です。

この記事では、ダイソー・セリア・キャンドゥの筆を実際に使って比較し、用途別のおすすめ商品から長持ちさせるお手入れ方法まで徹底解説します。

【筆100均】「安かろう悪かろう」は本当か?用途別・店舗別の徹底評価と総評

100均の筆に対する「安かろう悪かろう」というイメージは、実際にはどこまで正しいのでしょうか。ここでは100均筆の本当の実力を、メリット・デメリットから店舗別の傾向まで詳しく見ていきます。

100均の筆が持つ最大のメリット・デメリット

100均の筆の最大のメリットは、なんといっても気軽に試せる価格です。初めて筆ペンや書道筆を使う方でも、失敗を恐れずにチャレンジできます。

また、使用頻度が低い用途であれば、100円という価格は非常に魅力的です。年に数回しか使わない年賀状用の筆ペンや、子どもの学校行事用の書道筆なら、十分に役割を果たしてくれます。

一方でデメリットとしては、毛のコシやまとまりが専門店の筆に比べて劣る点が挙げられます。長時間の使用や本格的な作品制作には向かない場合が多いです。

また、筆ペンのインクフローが不安定だったり、毛筆の毛が抜けやすかったりといった品質のばらつきも見られます。購入時にしっかりチェックすることが重要です。

ダイソー・セリア・キャンドゥの筆の品揃え傾向

ダイソーは商品ラインナップが最も豊富で、筆ペンだけでも10種類以上を取り扱っています。書道用の太筆・細筆、水彩画用の画筆、カラー筆ペンなど幅広い選択肢があります。

特に速乾タイプや顔料インクの筆ペンなど、機能性にこだわった商品が充実しているのがダイソーの特徴です。

セリアはデザイン性を重視した商品が多く、おしゃれなパッケージのカラー筆ペンや水筆ペンが人気です。イラストやカリグラフィーを楽しみたい方におすすめの品揃えです。

キャンドゥは品揃えはやや少なめですが、基本的な筆ペンや書道用筆は一通り揃っています。シンプルで使いやすい商品が中心です。

筆の品質にこだわるべき用途と妥協できる用途

品質にこだわるべき用途としては、以下のようなケースが挙げられます。

  • 本格的な書道作品の制作
  • プロレベルの水彩画・日本画制作
  • 冠婚葬祭の正式な祝儀袋や香典袋への記名
  • 長時間連続して使用する作業

これらの用途では、毛のコシ、まとまり、インクの発色など、細かな品質が仕上がりに大きく影響します。専門店で数千円以上の筆を選ぶことをおすすめします。

一方で、100均の筆で十分に対応できる用途もあります。

  • 年賀状や暑中見舞いの宛名書き
  • 子どもの習字の練習や学校の書初め
  • 趣味のイラストやスケッチ
  • 工作やDIYの塗装作業
  • メイクブラシの代用品

これらは使用頻度が低かったり、完璧な仕上がりを求めない用途なので、100均の筆で十分にコストパフォーマンスを発揮できます。

高級品との比較から見る100円筆の決定的な限界点

専門店で販売されている数千円クラスの筆と比較すると、100均筆には明確な限界点があります。

最も大きな違いは毛の品質です。高級筆には馬毛、イタチ毛、羊毛など天然素材が使われ、毛先のまとまりと弾力が段違いです。100均筆の多くはナイロンや混毛で、繊細な線の表現には限界があります。

また、耐久性も大きく異なります。高級筆は適切な手入れをすれば数年から十年以上使えますが、100均筆は数回から数十回の使用で毛先が開いたり、毛が抜けたりすることが多いです。

筆ペンの場合、インクの質にも差があります。高級品は発色が良く、にじみにくく、耐光性や耐水性に優れていますが、100均品はこれらの点で劣ることがあります。

ただし、これらの限界点を理解した上で用途に合わせて使い分けることで、100均筆は非常に有用なツールになります。

購入前にチェックすべき筆の品質基準(毛のコシ・まとまり)

100均で筆を購入する際は、可能な範囲で以下の点をチェックしましょう。

まず毛先のまとまりを確認します。パッケージ越しでも、毛先がバラバラになっていないか、キャップを外せる場合は実際に毛先を見て、きれいに揃っているかチェックしてください。

次に、軽く筆を振ってみて毛が抜けないか確認します。この時点で毛が抜けるようなら、使用中にさらに抜ける可能性が高いので避けた方が無難です。

筆ペンの場合は、可能であれば店内のテスター(試し書きコーナー)で実際に書いてみることをおすすめします。インクの出具合、線の太さの調整のしやすさなどが確認できます。

また、パッケージの商品説明もしっかり読みましょう。「顔料インク」「速乾」「耐水性」など、自分の用途に合った機能が記載されているかチェックします。

【プロも認める隠れた名品も】目的別!100均の「使える」筆ペン&毛筆厳選レビュー

ここからは具体的な商品レビューをお届けします。実際に使ってみて「これは使える!」と感じた、目的別のおすすめ筆を紹介していきます。

年賀状や宛名書きに最適な筆ペン比較

年賀状の宛名書きには、ダイソーの「筆ペン(中字・黒)」が最もバランスが良くおすすめです。インクの濃さが適度で、かすれにくく、宛名書きに必要な太さの線が安定して書けます。

セリアの「筆ペン 慶弔両用」は、黒と薄墨の2本セットで、冠婚葬祭全般に対応できる便利さが魅力です。薄墨の発色も自然で、お悔やみ事にも適切に使えます。

ダイソーの「筆ペン 顔料インク」は、耐水性があり、水に濡れてもにじみにくいのが特徴です。宛名が雨で濡れる可能性を考えると、年賀状には特におすすめです。

注意点としては、100均の筆ペンは書き始めにインクが出にくいことがあります。使用前に試し書きをして、インクフローを確認してから本番に臨みましょう。

商品名 店舗 特徴 おすすめ用途
筆ペン(中字・黒) ダイソー バランスの良い定番品 年賀状、宛名書き
筆ペン 慶弔両用 セリア 黒・薄墨の2本セット 冠婚葬祭全般
筆ペン 顔料インク ダイソー 耐水性あり 屋外使用、重要書類

イラスト・趣味に使えるカラー筆ペン・水筆ペンの種類と評価

イラストや趣味の用途では、セリアの「カラー筆ペン」シリーズが人気です。発色が鮮やかで、12色セットなど色のバリエーションが豊富にあります。

ダイソーの「水筆ペン」は、水彩画やぼかし表現に便利なアイテムです。筆の中に水を入れて使うタイプで、水彩絵の具と組み合わせれば外出先でのスケッチにも最適です。

セリアの「カラー筆ペン(ブラッシュタイプ)」は、筆先が柔らかく、カリグラフィーや文字装飾に向いています。インスタグラムなどで人気の手書き文字にチャレンジしたい方におすすめです。

ただし、カラー筆ペンの耐光性は期待できないため、長期保存する作品には向きません。練習用や日常の手帳デコレーションなど、気軽に楽しむ用途に限定するのが賢い使い方です。

ダイソーの速乾・顔料インク筆ペンの特徴と使い勝手

ダイソーの「速乾筆ペン」は、その名の通りインクが素早く乾くのが最大の特徴です。左利きの方や、急いで複数枚書きたい時に重宝します。

実際に使ってみると、通常の筆ペンが10秒程度かかる乾燥時間が、速乾タイプなら3〜5秒程度で触っても手につかないレベルになります。

「顔料インク筆ペン」は、染料インクと異なり耐水性・耐光性に優れています。重要な書類や、長期保存したい作品に使う場合は、こちらを選ぶことをおすすめします。

ただし、顔料インクは染料インクに比べてやや発色が控えめで、深みのある黒というよりは、マットな黒という印象です。用途に応じて使い分けましょう。

価格は通常の筆ペンと同じ100円(税抜)なので、機能性を考えると非常にコストパフォーマンスが高い商品と言えます。

書道用(太筆・細筆)の筆の性能とコストパフォーマンス

書道用の毛筆については、100均でも基本的な太筆と細筆が揃っています。ダイソーでは「書道筆セット」として太筆・細筆の2本セットで100円の商品もあります。

100均の書道筆の毛質は、多くがナイロンと動物毛の混毛です。純粋な羊毛やイタチ毛の筆に比べると、毛のコシやまとまりは劣りますが、練習用としては十分に使えます。

特に初心者や子どもが書道を始める際の入門用としては、コストパフォーマンスが非常に高いです。最初から高価な筆を購入して、すぐに挫折してしまうよりは、100均筆で始めて続けられそうなら良い筆に投資する、という方法が賢明です。

ただし、本格的な作品制作や展覧会への出品を考えている場合は、やはり専門店の筆を選ぶべきです。墨の含み具合や、繊細な線の表現には明確な差が出ます。

子どもの習字・書初めに100均筆は使えるか

結論から言うと、子どもの習字や学校の書初めには100均筆で十分です。むしろ、初めて筆を持つ子どもにとっては、高価な筆よりも気軽に使える100均筆の方が適している場合もあります。

子どもは筆の扱いに慣れていないため、筆先を傷めたり、洗い方が不十分で筆をダメにしてしまうことがよくあります。100円の筆なら、多少乱暴に扱っても精神的・経済的負担が少なくて済みます。

ダイソーの「書道セット」には、太筆・細筆に加えて、筆巻きや下敷きなども含まれた商品があり、学校の習字の授業に必要なものが一度に揃うのも便利です。

ただし、書道教室に通っている場合や、コンクールへの出品を目指す場合は、先生に相談した上で適切な筆を選ぶことをおすすめします。

水彩画・油絵用画筆(丸筆・平筆)のレビュー

100均の画筆は、趣味の水彩画やアクリル画には十分使えるレベルです。ダイソーでは丸筆、平筆、面相筆など、さまざまな形状とサイズが揃っています。

特にダイソーの「画筆セット」は、複数サイズがセットになっていて、これから絵を始める方にとって便利です。最初から高価な筆を揃えるよりも、100均筆で自分に合ったサイズや形状を見極めるのがおすすめです。

ナイロン毛の筆は水彩画やアクリル画に適していますが、油絵には硬すぎる場合があります。油絵用には、やや柔らかめの混毛タイプを選ぶと良いでしょう。

100均画筆の弱点は、やはり耐久性です。週に何度も使う場合は、数ヶ月で毛先が開いたり、抜け毛が増えたりします。消耗品と割り切って使うのが賢い付き合い方です。

プロの画家の中にも、下塗りや大まかな色置きには100均筆を使い、細部の描き込みには高級筆を使うという使い分けをしている方がいます。

【安物買いの銭失いを防ぐ】100均筆を長持ちさせる手入れ術と活用TIPS

100均の筆も、適切な手入れをすれば驚くほど長持ちします。ここでは、コストパフォーマンスを最大化する手入れ方法と、意外な活用アイデアを紹介します。

100均筆を長く使い続けるためのお手入れ方法

毛筆を使った後は、必ずその日のうちに洗うことが最も重要です。墨や絵の具が固まってしまうと、筆の寿命が一気に縮まります。

洗い方の基本手順は以下の通りです。

  1. ぬるま湯(30度程度)で筆全体を濡らす
  2. 指の腹で優しく根元から毛先に向かって墨を押し出す
  3. 水が透明になるまで繰り返しすすぐ
  4. タオルで水気を軽く拭き取る
  5. 筆を逆さにして、風通しの良い場所で自然乾燥させる

絶対に避けるべきなのは、熱いお湯を使うことと、毛先を強く引っ張ることです。熱湯は筆の接着剤を溶かし、毛が抜けやすくなります。

筆ペンの場合は、使用後にキャップをしっかり閉めることが基本です。キャップを閉め忘れると、ペン先が乾燥してインクが出なくなります。

長期間使わない場合は、横にして保管することで、インクが偏るのを防げます。立てて保管すると、インクが下に溜まり、書き始めにインクが出すぎることがあります。

筆の毛が抜ける・まとまらない時の応急処置

使っているうちに毛が抜けたり、毛先がまとまらなくなることがあります。そんな時の応急処置をご紹介します。

毛先がバラバラになった場合は、薄めたリンスやトリートメントに筆を浸けてみてください。人間の髪と同様に、筆の毛もリンスでまとまりやすくなることがあります。

手順としては、洗面器にぬるま湯とリンスを数滴入れ、筆を5分程度浸けます。その後、よくすすいで自然乾燥させると、毛先がまとまりやすくなります。

抜け毛が多い場合は、筆の根元を木工用ボンドで固める方法もあります。ただし、これは最後の手段で、固めた部分の柔軟性は失われます。

筆ペンのインクが出にくくなった場合は、ペン先を湿らせたティッシュで拭くと改善することがあります。または、少し振ってインクを先端に移動させる方法も有効です。

それでも改善しない場合は、残念ながら寿命と考えて、新しい筆に買い替えるタイミングです。100均なら気軽に買い替えられるのもメリットですね。

100均筆の意外な活用シーン(メイクブラシなど)

書道や絵画以外にも、100均の筆には意外な活用方法があります。

まず、メイクブラシの代用として使えます。特に平筆はアイシャドウブラシとして、細筆はアイライナーブラシとして活用できます。ただし、使用前によく洗って、肌に触れても安全な状態にしてください。

キーボードやカメラレンズの掃除用ブラシとしても優秀です。柔らかい毛質の筆なら、傷をつけずにホコリを払えます。専用のクリーニングブラシを買うより経済的です。

プラモデルやフィギュアの塗装やウェザリングにも、100均の画筆が大活躍します。細かい部分の塗装には面相筆、ドライブラシ技法には平筆が適しています。

ガーデニングでは、受粉作業に細筆が使えます。トマトやナスなど、人工授粉が必要な植物の花粉を筆で雌しべにつける作業に便利です。

お菓子作りでは、卵液を塗るハケの代わりにもなります。ただし、食品に直接触れるので、未使用の新品を使い、使用後は清潔に保管してください。

100均で揃えるべきその他の書道・画材用品

筆以外にも、100均では書道や画材に関連する便利なアイテムが揃っています。

書道関連では、以下のアイテムがおすすめです。

  • 墨汁:小さいサイズで使い切りやすい
  • 硯:プラスチック製で軽量、初心者に最適
  • 下敷き:黒と白があり、墨の濃さが確認しやすい
  • 文鎮:ペーパーウェイトとしても使える
  • 筆巻き:筆を保管する際に形を保つ

画材関連では、以下がコストパフォーマンスに優れています。

  • パレット:プラスチック製で洗いやすい
  • スポイト:水の量を調整するのに便利
  • 筆洗い:折りたたみ式もあり持ち運びに便利
  • 水彩紙:練習用には十分な品質
  • スケッチブック:サイズや枚数が豊富

ただし、本格的な作品制作には、やはり専門店の高品質な材料を使うことをおすすめします。100均アイテムは練習用や下書き用と割り切って使うのが賢い方法です。

まとめ:筆100均に関する疑問を解消するQ&A

最後に、これまでの内容を振り返りながら、読者の皆さんからよくある質問にお答えします。

本記事で紹介した重要ポイントの要約

100均の筆は、用途を見極めれば十分に使えるコストパフォーマンスの高いアイテムです。年賀状の宛名書き、子どもの習字、趣味のイラストなどには最適です。

店舗別では、ダイソーが品揃え豊富、セリアがデザイン性重視、キャンドゥが基本的なラインナップという特徴があります。

購入時は毛先のまとまり、抜け毛の有無、インクの出具合をチェックしましょう。使用後は必ずその日のうちに洗い、適切に保管することで長持ちします。

ただし、本格的な作品制作や長時間の使用には向かないため、専門店の筆との使い分けが重要です。

筆を買い替える目安と処分方法

筆を買い替える目安は、以下のような状態になった時です。

  • 毛先が開いてまとまらなくなった
  • 毛が大量に抜けるようになった
  • 毛のコシがなくなり、弾力がない
  • 筆ペンのインクが出なくなった
  • 洗っても墨や絵の具が完全に落ちなくなった

100均の筆なら、無理に長く使い続けるよりも、適切なタイミングで買い替える方が作業効率が良いです。

処分する際は、可燃ゴミとして出すのが一般的です。ただし、筆の軸が金属製やプラスチック製の場合は、自治体のルールに従って分別してください。

使えなくなった筆も、掃除用ブラシとして最後まで活用すれば、エコで経済的です。特に細かい部分の掃除には、寿命を迎えた筆が意外と役立ちます。

読者からのよくある質問と回答

Q: 100均の筆ペンと専門店の筆ペン、どれくらい品質が違いますか?

A: インクの発色、書き心地、耐久性において差があります。ただし年に数回使う程度なら、100均でも十分です。頻繁に使う方や、プロレベルの仕上がりを求める方は専門店の商品をおすすめします。

Q: 100均の筆で書道の段級位試験は受けられますか?

A: 級位の試験なら問題ない場合が多いですが、段位以上になると筆の品質が結果に影響する可能性があります。試験前に先生に相談することをおすすめします。

Q: 左利き用の筆ペンは100均にありますか?

A: 専用の左利き用筆ペンは見かけませんが、ダイソーの速乾タイプの筆ペンなら、手が汚れにくいので左利きの方にもおすすめです。

Q: 100均の水彩筆で油絵は描けますか?

A: 基本的にはナイロン筆は油絵には向きません。油絵には豚毛など硬めの天然毛が適していますが、100均では選択肢が限られます。練習程度なら使えますが、本格的な制作には専門店の筆をおすすめします。

Q: 子どもが筆ペンで遊んでしまい、服にインクがついてしまいました。落とせますか?

A: 染料インクなら洗濯で落ちる可能性がありますが、顔料インクは落ちにくいです。すぐに水で洗い流し、洗濯用の漂白剤や染み抜き剤を使ってみてください。時間が経つと落ちにくくなるので、早めの対処が重要です。

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